NTTドコモとリクルートは、会員・ポイント事業で業務提携することを発表しました。
まず、決済サービス「Airペイ」導入済みの店舗にて、「dポイント」の付与と利用に対応します。
その後、会員サービス「dアカウント」と「リクルートID」の連携を開始します。
Airペイポイントでdポイントの取り扱い開始
リクルートライフスタイルが提供する決済サービス「Airペイ」のオプションサービス「Airペイポイント」で、2020年4月を目途に、「dポイント」の取り扱いが開始されます。
Airペイポイントを導入しているAirペイ加盟店では「Tポイント」「Pontaポイント」「WAONポイント」に加えて「dポイント」を貯めたり使ったりすることができるようになります。
Airペイは、ドコモのスマートフォン決済サービス「d払い」には、2018年4月からすでに対応済みです。
リクルートIDとdアカウント連携
2020年10~12月を目途に、リクルートグループの共通ログインID「リクルートID」とドコモの「dアカウント」を連携します。
リクルートグループが運営する12種のwebサービス「じゃらん」「ホットペッパービューティー」「ホットペッパーグルメ」などの予約サイトを経由して宿泊施設や飲食店を利用すると「dポイント」が貯まります。
リクルートの予約サイトの加盟店は約20万店舗に上るため、dポイントの普及・利用を加速させる狙いがあります。
利用するためには「リクルートID」と「dアカウント」の連携が必要になります。
貯まったdポイントは、「1ポイント1円」として各種サービスで使えるほかに、dポイント加盟店やd払い加盟店での買い物にも利用できます。
Pontaポイントとの選択制へ
リクルートは「Pontaポイント」を提供するロイヤリティマーケティングに出資しており、リクルートグループのwebサービスでは現状、Pontaポイントを貯めたり使ったりできるようになっています。
今後、対象のwebサービスにおいて「Pontaポイント」と「dポイント」のどちらかを選択することになります。
ロイヤリティマーケティングは、ドコモと競合するKDDIと資本・業務提携し、2020年5月を目途にauWALLETポイントを「Pontaポイント」に統合する予定です。
リクルートは今後、ライバル関係にある2社の会員サービスと連携し、2種類のポイントを発行する形となり、利害関係が複雑化します。
今後、リクルートIDと連携できるサービスは「Ponta会員ID」と「dアカウント」のいずれか1つに限定し、連携するサービスはユーザーが選べるようにする予定です。
まとめ
私は現在、リクルートIDとPonta会員IDを連携させていますが、良く使うポイントサイトはdポイントなので、これを機にdポイントに変更した方がいいのか検討しようと思います。
消費税増税に伴い、キャッシュレス決済やポイント還元などの競争が激化していますが、あまり情報に惑わされずに、結局は自分がよく使うサービスに合ったポイントサイトを利用するのが一番お得なのではないかと思っています。
皆さんはいかがでしょうか。