三菱UFJ銀行は、コンビニエンスストアにある現金自動預け払い機(ATM)での引き出しや預け入れなどをする際の手数料を5月1日より見直します。
利用が集中する「ピーク日」の日中は無料になりますが、通常日の手数料は値上げするとのことです。
「ピーク日」と「通常日」
利用が集中する「ピーク日」の毎月25日と月末の日中のコンビニATM手数料は無料になりますが、毎月25日・月末日以外の「通常日」の手数料は値上げするとのことです。
給料日が集中する25日や中小企業の振込みが多い月末は、ATMの利用件数が約2倍に増えて行列ができることもあり、混雑緩和が課題になっていました。
「ピーク日」は、コンビニのATMに客を誘導することで、三菱UFJ銀行の支店などに来る利用者を減らし、混雑を緩和する狙いがあるようです。
「通常日」のコンビニのATMの手数料値上げは、コンビニでの利用を減らして負担を減らし、手数料が安い三菱UFJ銀行のATMの稼働を増やすためです。
コンビニでの取引があった場合、銀行はATM運営者に手数料を払っており、三菱UFJ銀行と三井住友銀行は2019年9月、店舗外ATMの相互開放を始めるなどATM運営の効率化を図っています。
コンビニATM手数料・現在と変更後

現在の手数料
日中(8:45~18:00) 110円
夜間・土日祝 220円

5月以降・ピーク日(25日・月末)
日中(8:45~18:00) 無料(110円↓)
夜間・土日祝 110円(110円↓)

5月以降・通常日(25日・月末以外)
【セブン銀行】
日中(8:45~18:00) 220円(110円↑)
夜間・土日祝 330円(110円↑)
【イーネット・ゆうちょ銀行など】
日中(8:45~18:00) 198円(88円↑)
夜間・土日祝 308円(88円↑)
「ピーク日」の毎月25日と月末は、日中の手数料が現在の110円から無料になります。
銀行休業日と重なった場合は前営業日が無料になります。
ピーク日以外の手数料を値上げした後の料金はATMの運営会社によって異なります。
セブン銀行の日中の手数料は110円から220円に、ファミリーマートなどに設置されているイーネットやゆうちょ銀行のATMは110円から198円になり、ローソン銀行は2021年4月以降の改定を検討しています。
まとめ
三菱UFJ銀行のコンビニATMでの引き出しや預け入れなどをする際の手数料変更についてまとめました。
5月1日以降は、「ピーク日」の25日・月末はコンビニATM、25日・月末以外の「通常日」は銀行ATMの利用をするのが良いようです。