昨年の12/28、アパートの駐車場に向かう際、40センチくらいの塀の上で左足をグキッと外側に捻り…そのままドーン!と駐車場に落ちてしまいました。
全身打撲で首もむち打ち状態になってしまいずっと動けなかったのですが、年が明けてから、鍼灸院で治療を開始しました。
私は20年以上前に交通事故でむち打ち症になり、その後遺症でずっと苦しんできたため、できればこの後遺症も軽くしたいので、むち打ち症について調べてみようと思います。
今回は仕事をしながらの治療になるのでゆっくりにはなりますが、どんな治し方がいいのか、探っていきたいと思います。
自分でできるケアの成果
1/23、3度目の鍼灸院での施術の日です。
前回の施術から一週間、相変わらず仕事中はほとんど座ってパソコンに向かっていました。
先生から教えてもらった自分でできるケアはこんな感じです。

①頭を左・右にゆっくり倒す
②首を回して左・右をゆっくり向く
※上下を向くのはNG
③肩の上げ下げをする
④手を下に伸ばした状態で旋内・旋外運動をする
⑤足を軽く開いた状態で腰を回す
⑥股関節を開いた状態で座り、膝に手を置いて前屈する
⑦椅子に座るときは限界まで腰を反らせる、丸くする、を繰り返す
⑧肩を回す
⑨1時間に5分くらい、歩き回る
※飛び跳ねたり、走ったりするのはしばらくNG
言われた通り、椅子に座った状態で背中を丸めたり反らしたり、頭を左右にゆっくり曲げてみたり、肩を回したりは時々やっていましたが、さすがに1時間に5分ずつ歩き回ることは出来ませんでした。
夜眠るときは腰と首に湿布を貼り、昼間は液ゲル状の塗るタイプの湿布を持ち歩いたおかげなのか、徐々に痛みの症状は軽くなってきたような気がします。
擦り傷やあざだけでも若い頃とは治るスピードが全然違うので、全身打撲をしたとなれば身体の何ヶ所も炎症を起こしてしまっているわけですから、治るのが遅いのは仕方ありません。
ただ、今日になってから何故か左の足首が痛くなってしまって、ひねった覚えもないのにおかしいと思ったのですが、そういえば昨年末に全身打撲をした時、段差の上で左足をグキッと捻ってコンクリートの駐車場に落ちたんだった…と思い出しました。
きっとこの足首の痛みがかき消されるほどに首や腰の痛みが強かったのではないかと思い、先生に報告すると、思っていたのと全く同じことを言われました。
足首はずっと痛かったはず、というので、今までずっとほったらかしで湿布も何もしてこなかったと言うと、湿布は治療ではなく炎症を鎮めるだけだからこれからは温めると良い、今日は足首にお灸をしましょうと言われました。
1/23 再診治療
まず、痛い左足首の両側(内側と外側)に針を刺しました。
それから、前回同様、両足と両肘に針を刺しました。
前回と同じくその4本の針に細いコードを繋いで、小さな機械(「ダイオード」というそうです)に刺して、弱っている臓器(腎臓)の働きを促すと言われました。
炎症をおこしている部位にはプラスイオンが集まり、炎症のない部位にはマイナスイオンが集まってバランスが崩れてしまっているので、この「ダイオード」でプラスイオンとマイナスイオンの比率を一定にすることで治療が出来るということです。
そのまま10分間、横になりました。
その後、肩と腰を痛い部分を診ながらマッサージしていただきましたが、前々回前回を思うと、確実に痛い部位が狭まっているのがわかります。骨盤回りと背中の真ん中あたりに集中してきている感じです。
左半身を強打したのに右の骨盤回りや首が同じように痛いのは、打撲するより前に右半身に炎症があった可能性が高いそうです。人間はだれでも、左か右どちらかに重心をかけると楽なので、無意識に生活の中で左右どちらかに負担をかけて体が歪んでしまうということです。
うつぶせになってみると、私は右足の方が少し短く、右肩の方が上がっているので、右に重心をかけていることがわかると言われました。そのため、打撲前から右の肩や腰に炎症が起きていたのです。
両肩と腰に針とお灸、左足首にもお灸を施術されて終わりです。
今回もお灸はかなり熱かったですが、終わった後はとても楽でした。
ダイオードとは?
一方向にのみ電流を流す性質のある半導体素子。この性質を利用して、交流を直流に変換する整流器などに使われている。電流を流すと光を発する性質を持つ半導体素子、発光ダイオード(LED)もダイオードの種類のひとつ。
2つの端子を持ち、強い非線形の電流‐電圧特性を持つ電子素子。半導体のpn接合や半導体と金属を接触させたショットキー接合などが主で、整流特性を示す。これらのダイオードは整流器や検波器として使われている。このほか、マイクロ波の増幅・発振を行うインパット・ダイオードやガン・ダイオード、2つの異なった周波数の信号を混合するミキサ・ダイオード、電気容量の電圧変化を利用した可変容量ダイオード、一定の電圧を実現するツェナ・ダイオードなどもある。
健康保険で鍼灸治療を受けられる病気とその手順
次の病気については鍼灸で健康保険がうけられます。

- 神経痛…例えば坐骨神経痛など。
- リウマチ…慢性で各関節が腫れて痛むもの。
- 腰痛症 …慢性の腰痛。
- 五十肩…肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
- 頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
- 頚椎捻挫後遺症…むち打ち症などの後遺症。
- その他これらに類似する疾患など。
保険取扱い手続きの手順

- 先ず、これからかかろうとする鍼灸院にお問い合わせ下さい。
- その鍼灸院へ「同意書」と云う用紙をもらいに行って下さい。
- 同意書を、日頃治療を受けておられる医院、病院等に持参されて必要事項を記入して戴いてください。なお、同意書の代わりに、病名、症状及び発病年月日が明記され鍼灸の治療が適当であると判断できる診断書でも結構です。
- 記入済みの同意書、保険証と印鑑を鍼灸院に持参して頂ければその後の手続きは、鍼灸院で行います。
鍼灸の保険適用につきましては、次の事項にご留意下さい。

- その病気は、先に医師の治療を受けていること。
- 保険で鍼灸を受けている期間、その病気についてのみ医院、病院にかかれません。他の病気の治療は受けられます。
- 同意書を書いて頂く医師は日頃かかりつけの先生がよいです。
- 最初に医師の同意を受けてから、それ以後は、3ヶ月毎に再度、同意が必要です。但し、再度の同意は同意書に記入してもらう必要は無く口頭で結構です。
- 保険の種類によっては、取り扱いが出来なかったり、患者さん本人が手続きをしなければならないものもありますので鍼灸院にお問い合わせ下さい。
まとめ
全身打撲で首もむち打ち状態になってからもうすぐ1ヶ月、鍼灸院で治療をしていますが、どんな治療が一番良いのかはまだ試行錯誤している状態です。
ただ、むち打ち症の症状は治療を受けるごとに確実に良くなっているのを実感します。もしかしたら針灸でかなり良くなるかもしれません。
一部ですが、健康保険の適用にもなるようですしね。
20年以上前にも交通事故でむち打ち症になり、その後遺症でずっと苦しんできたため、できればこの後遺症も軽くしたいので、むち打ち症の治療について調べてみようと思います。
今回の怪我を機に、どんな治し方があるのか、自分に合う治療法はどれなのか、探っていきたいと思います。