賞味期限が驚くほど短い「瞬間グルメ」を知っていますか?
賞味期限=おいしく食べることができる期限ですが、なぜ賞味期限が短いのか、瞬間にこだわるその理由とは何でしょうか?
めざましテレビで紹介されました。
幻のアルペンチーズケーキ
SNSで話題なのは、富山・黒部市にあるチーズケーキ専門店「アルペンチーズケーキ」の瞬間グルメ、幻のチーズケーキです。

賞味期限が10分しかないチーズケーキなんです。

まるで、粉雪を口に入れて溶けてしまうようなくちどけにこだわった商品になっています。
温度変化に弱く、提供してから10分を超えると水分が出てきて形が崩れてしまうこともあるといいます。

やはりおいしい時間帯っていうのがあるんで、来ていただいて召し上がっていただきたいです。
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プレミアムモンブラン「HITOMALU」茎ほうじ茶セット
東京・渋谷区にあるモンブラン専門店「Mont Blanc STYLE」では、目の前でモンブランを作ってくれます。

こだわりの和栗を使っているというモンブランの賞味期限は?

とにかく栗もモンブランも鮮度が命なので、時間とともにだんだん味も香りも落ちていってしまうので、まずは一口目すぐにお召し上がりいただきたいです。
モンブランが絞り出された瞬間が最もおいしいタイミングで、賞味期限は特に設けていないそうですが、なるべく早く食べてもらうためにお寿司屋のようなカウンタースタイルで営業しているんです。

お客さんに出してからというよりは、もう畑から勝負は始まっています。
私はモンブランのための専用畑と言っています。
和栗やオーナーシェフ・栗農家の竿代信也さんは、モンブランのためだけに選び抜いた品種を使い、およそ1000本の栗の木を7000坪の畑で自ら栽培しているといいます。
収穫も畑の隣にある加工場ですぐに蒸して冷凍することで、採れたての風味を保ったままお店へ運んでいるんです。
その徹底したこだわりが最高の瞬間を作り出します。
砂糖不使用 バナナジュース
続いては、東京・中央区のバナナジュース専門店「sonna banana 八丁目本店」の、砂糖を使わずバナナと牛乳のみで作られた、こだわりのバナナジュースです。

その賞味期限は?

できれば、受け取ったらすぐ飲んでほしいです。
ちょっと写真を撮ってるとハラハラして見ちゃうんですけどね。
一応賞味期限を20分と設定しているのですが、本当はすぐにでも飲んでほしいといいます。
仕入れたバナナを熟成させるための「バナナ部屋」では、バナナ本来の甘味を最大限に引き出すため、室温20℃前後の部屋で24時間徹底管理しているといいます。

黒いスポットを「シュガースポット」っていうんですけど、甘くなっている印なので、触ってここの部分だけおいしいとか分かるんですよ。
黒くなっているバナナは傷んでいるのではなく甘くなっている証拠!バナナの甘さを最大限に引き出した状態で冷凍しているんです。
その冷凍したものをジュースにして20分を過ぎると、バナナが茶色く変色して食感がなくなってしまうということです。
船橋屋 くず餅
家でも楽しめる「瞬間グルメ」は、創業215年の和菓子の老舗「船橋屋」の名物、くず餅です。

今年4月から、できたてを最短3時間で配送する「出来立て即日お届け便」を開始しました。
工場で作りたてのくず餅を、自宅で楽しめるようになったんです。(計2,500円~/亀戸工場半径5km限定※当日着は午後2時注文まで)

くず餅自体は消費期限2日間でして、ただ黒蜜きなこをかけてからはできるだけ早く、秒でお召し上がりいただきたいです。
小麦粉のでんぷん質を乳酸発酵させ、およそ450日じっくりと熟成させてから作ったくず餅は、プルプルのもちもち食感です。

弾力が命なので、5分ぐらいしてくるとくず餅の水分が黒蜜に流れ出てかたくなってしまうんです。
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