9月11日は大気が不安定な状態となり、全国各地でゲリラ豪雨が相次ぎました。
さらに、今関東に接近しつつあるのが「熱帯低気圧」です。
実はこの低気圧の接近は、大雨だけでなく「体調不良」にも注意が必要なんです。
めざましどようびで専門家の先生に詳しく教えてもらいます。
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「天気痛」その症状とは?
今の時期、どのような症状が多いのでしょうか?
愛知医科大学天気痛外来・佐藤純医師は…

天気痛で一番多いのが「頭痛」です。
私の外来では頭痛を持っている人が全体の6割くらいいます。
症状には頭痛以外にも、肩や首のこり、膝の痛みを感じる場合もあるといいます。

「天気痛」っていうのは、天気が崩れる時、特に台風が来るような時に痛みが悪化するようなものを言うんです。
「天気痛」のカギは気圧の変化なんです。
台風の中心部は周囲よりも気圧が低く、接近することで気圧が急激に下がります。
目には見えない気圧の急激な変化が自律神経のバランスに影響を及ぼし、頭痛など天気痛の症状が出るといいます。

女性は自律神経が男性よりも少し弱いと思います。
その分、「気圧」「天気」「台風」の変化などの影響を受けやすいと思っています。
「天気痛」に関するアンケートでは、男性の20%に対して43%の女性が「天気痛を持っている」と回答するという結果でした。
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症状の緩和に耳マッサージ・ホットミルク・耳栓
症状の緩和には、薬を飲む方法もありますが、マッサージも効果的だといいます。
「くるくる耳マッサージ」の方法





朝・昼・夜と1日3回やっていただければと思います。
他にも、頭が痛くなるタイミングでホットミルクを飲んだり、少量のコーヒーなどカフェインを飲むと症状が緩和する場合があるということです。
「天気痛用耳栓」というものもあり、中に特殊なフィルターが入っていて耳栓をすることで耳の奥まで気圧の変化が届かないようになり、頭痛などへの予防にもなるということです。