過去最大級とも言われ、非常に強い勢力で九州を直撃した台風10号は、九州各地を中心に、暴風や水害・停電など、大きな被害をもたらしました。
今年の台風には、ある傾向があるといいます。
気象予報士によると…

今年の台風の傾向としましては、発生数自体はそこまで多くないんですね。
10個なんですけれども、そのうち5個が日本の近海に近づいているということなんです。
打率でいうと5割、結構高い確率で日本に近づいてきます。
今年は日本近海に近づいているのもが多く、しかも強い勢力の台風になる可能性もあるということなんです。
さらに、台風が去っても油断できないのがゲリラ豪雨、それに伴う浸水被害なども発生する可能性もあるといいます。
今回の台風10号の接近前には、気象庁などが「早目の備え」を呼びかけ、多くの人達が備蓄品の用意などの防災対策を行いました。
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無印良品「いつものもしもセット」
改めて防災への意識が高まる中、最新の防災グッズが話題になっています。
8月27日に無印良品から発売された防災セット「いつものもしもセット」です。

無印良品の約7000種類のアイテムの中から厳選して、最低限のアイテムをセットしております。
非常用トイレやキャンドル、巻いて結べる長タオルなどが詰まった防災セットです。
エマージェンシーシートなど、避難所などに移動したときに使えるものを厳選したセットです。
除菌シートや携帯用救急絆など、出先で災害が起こって歩いて帰るときに役立つものが入っています。

これを購入していただいたのをきっかけにして、自分だけの一番使いやすいそれぞれのセットみたいなものを作ってもらえたらいいなと思って作りました。
スーパーバリア120α
もうひとつ話題の防災グッズが、7月末に発売された「吸水土のう」です。
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布状のシートのように見えますが、水に浸すだけで中に入っている吸水樹脂が水を吸収し、2分ほどで大きく膨らみます。
もともとは250gほどですが、膨らんだ後はおよそ16kgになり「土のう」のように浸水対策として使えるという商品なんです。

ゲリラ豪雨対応用に作られています。
都市部は土を通常確保するのが難しいので、水を使って膨らませるのが一番の特徴です。
この吸水土のうは濡れた状態でも滑りにくく、積み上げれば20~30cmの水位にも対応できるということです。
懐中電灯ランタンになるバッテリー
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こちらは7月に発売された懐中電灯ですが、光る機能以外に3つの機能があるのが人気の理由だといいます。

懐中電灯の後ろにUSBの端子がついていて、モバイルバッテリーになっています。

ライトを点けて4回押すと、短い点灯が3回と長い点灯が3回のモードに切り替わります。
これは「SOS」のモールス信号になっているということなんです。


ライトの先端が伸びるようになっていて、ペットボトルの口に取り付けると、中に入っている水によって光が拡散されてランタンのように周りを明るく照らすことができるんです。
懐中電灯やスマホに乗せたペットボトルを使ったランタンはSNSなどで話題になっていましたが、これだとバランスが不安定になることがあるということで、その悩みを解決したものになります。
指型歯磨きシート「フィンガーウェッティ」
非常時に体をケアする用品として、東急ハンズで月に300個売れている人気商品「指サック型の歯磨きシート」です。

避難生活で水があまり使えない状況になったとき、指にはめてそのまま歯を磨くことができる商品だということです。
もともとウエットティッシュの形で介護用として使われていたそうなんですが、指サック型に改良して防災グッズとして販売するようになったといいます。
最近私もやっと防災グッズを買い揃え始めました。
非常時に困らないように、買うだけで終わらずに日常から使ってみようと思っています。