9月1日は「防災の日」です。
7月、これまでに経験したことのない大雨が日本各地を襲いました。
これからの季節は台風による被害も予想され、いつ起きるかわからない地震など、日ごろから災害に備えておくことが重要となります。
炊飯器要らずのごはんの炊き方や、定番の非常食を絶品スイーツに変えるレシピなど、もしものときに役立つ防災レシピを覚えておきましょう。
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もしものために準備しておきたいものは?
教えてくれるのは、栄養士・日本災害食学会災害食専門員で、防災レシピの開発や講演会なども行う飯田和子さんです。
備蓄品に冷蔵庫内にあるものを合わせながら「防災レシピ」を作っていくんですが、そんなときに役立つのが「ポリ袋」です。
大規模災害発生時の在宅避難では、電気・ガス・水道といったライフラインが止まっている場合もあります。
そんなときに用意しておきたいのがこの2点です。

ポリ袋は手を汚さずに食材を混ぜ合わせたり、耐熱用のポリ袋を使えばそのまま食材を加熱できます。
また、器の代わりにもなるので、食器を洗う水の節約にもなってどちらも必需品としてオススメしています。
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もしものときに役立つ防災レシピ「オムレツ」
家に備蓄してあるもので、最初に作るべき「防災レシピ」は?

まず気にしないといけないのは冷蔵庫の中身です。
たとえば、肉や魚など生ものは先に加熱調理をしておくといいですね。
冷蔵庫の扉の開閉の回数を減らすだけでも、日持ちの長さはうーんと変わってきます。
目安としては、災害発生から2日で冷蔵庫内の食品を消費し、3日目以降から備蓄している食品で避難生活をしていくのが良いそうです。
そこで、初日の防災レシピとしてオススメなのが、冷蔵庫の中に常備していることが多い卵を使った「オムレツ」です。
【もしものときの「オムレツ」の作り方】



この「湯せん」が防災レシピのポイントなのです。
材料を入れたポリ袋は、大きな鍋で湯せんすれば複数の料理を同時に作ることができます。

非常時の限られた資源の中では、料理ごとに加熱するよりも同時に湯せんすることができます。
同時に湯せんした方が時短になり、カセットコンロのガスの節約にもなります。
湯せんをするときには、耐熱のポリ袋を使っていても鍋肌の熱でポリ袋が破けるのを防ぐために、「蒸し布」を使っていただければいいと思います。
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もしものときに役立つ防災レシピ「クリームシチュー」
電気の切れた冷蔵庫内にある野菜を早く消費するためにオススメの防災レシピが、「クリームシチュー」です。
【もしものときの「クリームシチュー」の作り方】

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もしものときに役立つ防災レシピ「ごはん」
そして、ごはんも非常時には湯せんで作ることができます。
【もしものときの「ごはん」の炊き方】



袋のまま食べることもできますし、ふりかけなどがあれば袋に入れて混ぜておにぎりにすることもできます。
ポリ袋に入れる水の量を多くするだけでおかゆになり、離乳食や介護食としても最適だといいます。
ポリ袋を使って、鍋で一度に湯せんすれば20分程度で、オムレツとシチューとごはんという「防災ご飯」を作ることができます。
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もしものときに役立つ防災レシピ「トマトソースパスタ」
鍋での同時調理のように、ライフラインが復旧しない状況下では、カセットボンベなど限られた資源を節約して調理をすることが重要です。
備蓄しているパスタを茹でるときにも、「ゆで時間を節約する方法」があるといいます。
【もしものときの「トマトソースパスタ」の作り方】

先に水につけておくことで、パスタがやわらかくなって火が入りやすくなるので、時間短縮ができて短時間でゆであがります。
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もしものときに役立つ防災レシピ「乾パンチョコスナック」
非常用に乾パンを用意してもなかなか食べ切れない人も多いと思いますが、工夫することでお子さんでも食べやすくなるレシピ「乾パンチョコスナック」です。
【材料】
【作り方】


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