厳しい暑さが続くこの時期、食べたくなるのはスイカですね。
実は今、実がオレンジ色のスイカや極小の種のスイカまであるんです。
そんなスイカをさらにおいしく食べられる裏ワザをご紹介します。
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産地による違い・おいしいスイカを選ぶポイントは?

今の時期、一番オススメの産地は山形県尾花沢市、例年と同じように味がしっかり乗っているのでおすすめです。
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産地による違いは「食べごろの時期」です。
スイカの旬は、南から北へと移っていく傾向にあり、スイカの名産地として有名な熊本産のスイカは3月下旬から6月下旬、千葉県産のスイカは5月上旬から7月下旬、山形・秋田・青森県産のスイカは7月上旬から8月下旬が旬なんだそうです。
次に、おいしいスイカを選ぶポイントは何でしょうか。

おいしいスイカを選ぶ一番のポイントは、しま模様が濃く鮮やかに見えるものです。
注目すべきは「スイカのしま模様」なんです。
緑と黒のコントラストがはっきりしているものほど、新鮮で甘い傾向にあるといいます。
また、スーパーでよく見かけるカットスイカにも、おいしいかどうか見分けるポイントがあるそうです。

種の部分が白いものが少なく、黒い種が多いものを選ぶといいと思います。
黒い種の多いもののほうが、しっかり熟してから収穫されていることが多いため、おいしいんだそうです。(品種などによって異なります)
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インターネットで購入できる最新人気品種は?
また、最近ではインターネットでいろんなタイプのスイカを購入する方法もあるんです。
果肉がきれいなオレンジ色のスイカもあります。

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オレンジ色系の「カロチン」が色素として多く含まれているため、鮮やかな色が出ているそうです。
黒い皮が特徴のスイカもあります。

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最近スーパーでよく見かけるようになった品種で、普通の小玉スイカと比べて皮が黒いんです。
この「黒小玉スイカ」は、一般的なスイカに比べて皮が薄く、白い部分のギリギリまで味わうことができます。
さらに今、大注目されているのは、今年から本格的に出荷が開始された「ピノ・ガール」です。

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見た目は普通の小玉スイカですが、一般的な小玉スイカに比べて種がとても小さいのが特徴です。
一般的な種が1cmなのに比べて、「ピノ・ガール」はおよそ半分の0.5cmほどです。
種が小さくなることで、スイカの種が気にならないといいます。
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スイカをおいしく食べるカット方法は?
スイカをおいしく食べられるカット方法を教えてくれるのは、フルーツカットの達人・平野泰三さんです。
フルーツの学校の代表を務めるなど、果物をおいしく美しく切るフルーツカッティングの第一人者です。

フルーツはお刺身と一緒で、カットの仕方によって味が違ってきます。
【自宅で簡単にできるおいしいカット方法】


「維管束」とは、断面から見える渦巻きのような形の繊維と管で、ここから養分と水分が行き渡っているため、これに沿って切れば甘さやおいしさを均等に分けることができるんだそうです。


スイカの中にある「維管束」に逆らって切ることで繊維を断ち、シャキシャキ感が出ておいしさが引き立つんだそうです。
カットすると維管束に沿って並んでいるスイカの種が露出するので、種を取り除きやすくなり、食べやすくなるということです。
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