昨年の12月4日、人生で初めて「歯周病」と診断され、衝撃を受けたのですが、年も明け、今年は身体の不調を全て治そう!と心を決めました。
今まで他人事だと思っていた「歯周病」が、まさか突然自分に降りかかってくるとは思いもしなかった私は、歯周病について全く知識がありませんでした。
半年に一度、歯の清掃のために歯医者に通うだけでは見落とされてしまうということも知りました。
痛みなどが出ないという「歯周病」ですが、もっと早くに気が付く症状があったのではないか、原因は何か、人にうつるのか、匂いはどうなのか、治療方法は?など、治療をしていく中で勉強しながら記していきたいと思います。
1/5 再診
担当の歯科衛生士の方との顔合わせ、ということで、予約は1/5(年明け最初の日曜日)の12:30でしたが、予約時間より少し早めの12:15頃に歯医者に着きました。年明けのせいか、沢山の患者さんで待合室はいっぱいでした。
予約時間より10分ほど経って呼ばれました。ちょっと緊張します。
まず最初に先生が、30分くらいかけて歯の大掃除をしてくれました。ピンク色の少量の液体を口に含んで出し、すぐに開始です。
「全顎エアフロー」と言って、器具を使用したクリーニングでは落とせないレベルの着色汚れやたばこのヤニ、コーヒーによるステイン汚れをきれいにすることができるようです。
1回30~90分の施術で、歯本来の白さを取り戻すことができ、歯ぐきの周りや歯周ポケットの中など小さな隙間にある細菌のかたまりを分解する事もできるようです。
私はたばこは吸いませんが、コーヒーは飲むため、期待できます。
強めの水圧で汚れを落としていくため、いつもの掃除とは全然違う感覚でした。とても念入りです。
掃除が終わり、しっかり口をすすいでから待合室に戻り、また10分ほど待ってから呼ばれました。
それから担当の歯科衛生士の方との顔合わせです。
これからの診療スケジュールを立てましょう、とのことで、ひとつずつ日程を決めていきました。
歯周内科治療プログラム
1/5までに歯周内科治療プログラムの①細菌検査、②投薬服用説明、全顎エアフロー は済みましたが、残り4回あります。

③FMD(full mouth disinfection)150分
すべての残存歯に対して歯根表面のクリーニングを行うのと同時に抗生物質の内服を行うことで、体内外の歯周病原菌の除菌を行う方法。
*****2週間以上空ける*****
④精密検査4mm以上の部位SRP(超音波)50分
*****2週間以上空ける*****
⑤精密検査、細菌検査 30分
*****10~14日後*****
⑥細菌検査結果説明 30分
メンテナンス説明と時期
ペリオバスター使用法の説明
歯科衛生士さんの空いている時間に組み込んでもらうので、間がきっちり2週間というわけにはいかず、最後の⑥細菌検査結果説明が3月中旬の予定で、全て日曜日の予約になりました。
診療スケジュールが決まった後、改めて「歯周病」についての説明もしてくれました。
私の歯のレントゲンを見ながら、下の歯の真ん中あたりの骨が薄くなっていること、それはあごの骨が下がってきているということだと言われました。真ん中の下の歯は虫歯も無く、特に問題ないと思っていたのでまたショックでしたが、「歯周病」が進んでいるということなのか?その辺も気になります。
あごの骨は多少は再生するものの、元通りの高さに戻るという事はないそうです。
次回は1/26ですが、いよいよ口の中のばい菌を一掃するということで、麻酔して行うため、かなり長丁場になるようです。
飲み薬と、歯ブラシ2本、それに消毒液を渡されました。

「歯周病」とは…
歯周病菌の感染により歯肉が炎症をおこして腫れたり、出血したり、ひどくなると歯を支えている歯槽骨という骨が溶けて歯が抜けてしまう病気です。
日本人の成人の8割が罹患していると言われ、歯を失う一番の原因になっています。
歯周病は血液を介して全身へ運ばれます。アルツハイマー症候群が悪化したり、心臓病、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症、脳の疾患、食道がん等、全身疾患に影響すると言われています。
歯周病の自覚症状
「歯周病」の自覚症状というのはどういうものがあるのでしょうか?

①歯を磨くとき歯肉から血が出る
②口臭がある(人から言われたことがある)
③歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
④起床時に口の中がネバネバして不快である
⑤歯肉がむずがゆいときがある
⑥歯が浮いた感じがする
⑦歯肉が赤く腫れていて痛みがある
⑧歯肉を押すと血や白く臭い膿が出る
⑨歯が以前より長くなったような気がする
⑩冷たいものでよく歯がしみる
⑪歯がグラグラ動く感じがする
①~⑪のどれかに心当たりがあれば、手遅れにならないうちにできるだけ早く歯医者さんで診てもらった方がいい、ということです。
私は、歯磨きの度に歯ぐきから血が出ることは気にはなっていましたが、1日3回しっかり歯磨きはしていましたし、半年に一度は歯医者さんで歯の掃除をしてもらい、歯石も取り除いてもらっていたので、安心していました。
上記のような症状がある場合は自分で「歯周病」ではないか?と気にして診察を受けることが大事だったということを、今回初めて実感しました。
まとめ
次の診察は1/26なので、それまで3週間あります。
日本人の歯を失う原因の第1位であり、成人の約8割が感染している国民病である「歯周病」について、もっと勉強していこうと思います。
もっと自分の歯を大切にすることが、自分の身体を大切にすることに繋がるのですから…