連日暑い日が続き、買い物に行くのはもちろん台所に立つのも大変ですよね?
そんなときに役立つのが、調理がスピーディーで簡単な「冷凍食品」ですね。
あんクロワッサン・えびワンタン・キッシュなど、時代とともに従来のイメージを覆すようにバリエーションや味が進化し続け、様々な店やブランドでヒット商品が誕生しているんです。
いま押さえておきたい、話題の冷凍食品について、冷凍食品の情報発信に携わることおよそ39年、冷凍食品ジャーナリスト・山本純子さんに教えてもらいます。
冷凍食品 注目のお店は?

冷凍食品は今や、家庭の台所で主役級を張れるくらいの俳優になっていると思います。

前までは万人受けする商品が多かったんですけど、最近の傾向としては冷凍食品の多様化が進んでいます。
冷凍食品を知り尽くした山本さんが注目したのは…

各店共通しているのは、日本だけじゃなくて世界の視点で冷凍食品を見ていることだと思います。
無印良品だと「世界の煮込み」というシリーズがあったり、コストコだったら世界からおいしいものを品ぞろえして”さあどうだ!”というふうに見せている。
カルディはコーヒーに合うものとか独自の世界目線の視点で商品を選んでいるんですね。
コストコ ポンデケージョ
いま押さえておきたい!話題の冷凍食品のひとつ目は、ポンデケージョです。


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ブラジル生まれのチーズパンで、もちもち感がたまらないと人気です。
24個入りで998円とコスパが良く、そのまま食べてもシチューなどに合わせてもおいしく、長期保存も可能ということです。
ポンデケージョ、オススメの調理法は?


ホイルに包んで熱を入れることによって、皮がパリパリ、中身はもちもちの食感が楽しめるということです。
急ぐ場合は電子レンジで30秒温めた後、オーブントースターで3~5分焼いてもOKです。

冷凍庫に入れても(温度変化があるので)永遠に持たないですから、2ヶ月~3ヶ月以内に食べていただきたいです。
コストコ シュリンプワンタンスープ
もうひとつのコストコのオススメ商品は、シュリンプワンタンスープです。

パッと見はカップスープなんですが、中を見るとプリップリのエビが大きめのワンタンに包まれたものが4つ入っていて、その下にはニンニクの効いたスープの素が入っているんです。
シュリンプワンタンスープの作り方


タイの食品最大手メーカーCP社の商品なんです。
現地のセブンイレブンでもずっと人気商品で、世界が認めた味わいなんですね。
CP社は自社でエビを育ててますので、水揚げした生のままのエビをワンタンで包んで使っているんです。
3年前に菜の花も入れて、より品質がアップしたんです。
ベーコンとチーズのキッシュ
続いては、無印良品の商品です。

無印良品は、女性向けのオシャレな家庭ご飯が揃っていて、普通のスーパーに無いものを品揃えしています。
自分で作るとなるととても手間がかかるキッシュが、冷凍食品でプロが作った味が再現できるんです。
ベーコンとチーズのキッシュの作り方は…


サクッとしたタルト生地とチーズの風味がおいしい一品です。
無印良品は女性に人気のブランドなので、カフェ気分を味わえるようなラインナップが豊富なんです。
100%ビーフパティ
コストコでもうひとつのオススメはこちらです。

卵やパン粉などのつなぎを使っていないので、シンプルに牛肉を楽しめるハンバーグなんです。
100%ビーフパティの調理方法は…


ソースをかけてハンバーグとして食べるのはもちろん、パンに挟めばハンバーガーになります。
パティは100%ビーフで牛肉しか入っていないので、バラバラにして炒め物にアレンジすることもできるということです。
600Wより500W
山本さんによると、冷凍食品を調理する時のポイントがあるといいます。
それは…

これは、600Wより500Wのほうが良く仕上がるんですよ。
500Wの方が絶対にいいです。
場合によっては1000Wとかでやっちゃう人がいるんですが、それはやめていただきたいんです。
というのは、出力が高いと水分や油分に集中していくんですね。
そうすると他を忘れてしまうので、ムラになってしまうんです。
是非やってみてください。そして足りないようなら10秒足してください。