忘れもしません。昨年の12月4日、歯医者で衝撃的なことがありました。
半年に一度、歯の清掃のために歯医者に通っていたのですが、人生で初めて「歯周病」の診断が下されたのです。今まで他人事だと思っていた「歯周病」が、まさか突然自分に降りかかってくるとは思いもしませんでした。
痛みなどが出ないという「歯周病」ですが、自分が診断されるまで詳しいことを知らなかったので、もっと早くに気が付く症状があったのではないか、原因は何か、人にうつるのか、匂いはどうなのか、治療方法は?など、治療をしていく中で勉強しながら記していきたいと思います。
12/4 初診
私は昨年から千葉県に引っ越してきましたが、地元の静岡県にいる時から半年に一度は、歯医者で歯の清掃をして歯石も取ってもらっていました。
歯医者を変えたりもしたし虫歯の治療もしていたので、その度にレントゲンも撮影されたし、歯や歯肉のチェックもされていました。
千葉県に来てからも一度、6月に家の近くの歯医者で歯の清掃をしてもらいましたが、全く「歯周病」という言葉は出なかったのです。
それから半年経ち、職場の近くでホワイトニングなども出来る歯医者を見つけて予約しました。
初診当日、いつものようにレントゲンを撮影されてから歯と歯肉のチェックをされましたが、そのあとの先生からの言葉が衝撃でした。
「歯周病ですね。歯ぐきから血が出たりしていませんか?」
え?え?えーーーーー?
私は今までずっと半年に一度は歯の掃除をしていたこと、「歯周病」と言われたことは一度も無かったことを説明しました。歯ぐきから血が出て気になることは歯医者に行く度に伝えていたし、歯肉のチェックも何度もされてきたけれど何も言われなかったことも…
すると先生はちょっと言いにくそうに、初診の患者さんには歯肉のチェックはしなければいけないと決められてはいるけれど、その後の対処は歯医者によってまちまちで、自分のところは全てお話している、と説明しました。
つまり、もっと前から「歯周病」だったかもしれない、ただ、今までの歯医者さんに言ってもらえなかっただけかもしれない、ということなのです。そんなことがあるなんて…ショックでしかありませんでした。自分から『私は歯周病ですか?』と聞くべきだったのでしょうか…
続けて先生は、「歯周病」はとても怖い病気で、早く治療しないと他の全身疾患の症状をもっと深刻にしてしまい、生死に関わる病気にもなる、と説明してくれました。口臭がきつくなる場合もあるし、子どもに食事を食べさせるときにふーふーするだけでもうつる場合もある、と…
聞けば聞くほど恐ろしい病気です。
歯のチェックをして虫歯も見つかったようですが、少しぐらついている歯が1本あるので、まずは「歯周病」の治療をした方がいい、ということだったので、「PCR検査」という細菌検査をしてもらうことにしました。
次は2週間後、検査結果が出た頃にということで、12/18に予約をしました。
歯周病とは?
「歯周病」は歯の病気ではなく、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(あごの骨)など、歯の周囲組織の病気です。
自然に治ることはなく、治療しなければ確実に進行していきます。
口の中には数百種類・数千億個の細菌がいると言われています。「歯周病菌」はその中でもプルフィロモナス・ジンジバリスを代表に20種類程度が特定されています。これらの細菌は歯垢を絶好のすみかにしてどんどん増えていきます。
「歯周病」は、まず歯肉が炎症を起こす「歯肉炎」から始まります。
歯肉に炎症が起きて腫れると、歯と歯肉との間の溝(歯肉溝)が深くなります。これを「歯周ポケット」と言います。
「歯周ポケット」には「プラーク(歯垢)」がたまりやすく、かつ取り除きにくくなります。
また、「歯周ポケット」の奥には酸素が届きにくいので、酸素を嫌う性質の「歯周病菌(嫌気性菌)」が繁殖しやすくなります。
「歯肉炎」を放置しておくと炎症が歯根膜や歯槽骨まで広がり、「歯周炎」と呼ばれる段階になります。さらに進行すると炎症によって歯槽骨が溶けていきます。
そして、ついには支えを失った歯が抜け落ちてしまうのです。
さらに、「歯周病」は、歯や歯周組織を失うばかりでなく、さまざまな全身疾患と密接に関係していることがわかっています。
まとめ
次の診察時に「PCR検査」(細菌検査)の結果が出るのですが、それまでは特にすることは無いようです。
今までも毎日、朝食後、昼食後、就寝前に歯磨きはしていましたが、それを続けるだけで良いとのことです。
友達にこの話をしたところ、もう10年も前から「歯周病」だと診断されているが、何もしていない、とのことでした。すごい強心臓の持ち主ですが、それはかなり危険です。
成人の8割が感染しているという「歯周病」ですが、全身疾患と密接に関係しているというので、もう少し真剣に向き合う必要があるかと思います。
12/18の診察の結果は次の記事に記します。