7月28日スッキリ!感染予防・アルコール消毒液を選ぶポイント・適切なアルコール濃度は?正しい使い方は?

スッキリ

コロナの感染予防対策として、消毒液や除菌シートを使っている人も多いと思いますが、購入する基準を街で聞いてみると、「アルコールの濃度」を気にしていると言う人が目立ちます。

果たして、感染予防に効果的なアルコールの濃度は何パーセント以上なのでしょうか?

そして、表記にある「除菌」や「消毒」の違いとは?

どんな基準を目安にして選べばいいのか、いつ、どんなタイミングで使えばいいのかなど、感染予防についての正しい知識を佐藤医師に教えてもらいます。

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消毒と除菌の違い

感染予防の基本中の基本は、「手洗い」と「アルコール消毒」です。

アルコール消毒の製品は、ドラッグストアなどでたくさん並んでいますが、「消毒」と「除菌」の違いは何でしょうか?

厚生労働省によるとこんな定義があるといいます。

消毒:菌やウイルスを無毒化する
除菌:菌やウイルスの数を減らす

佐藤医師は…

病院内で例えば手術に使う道具とかはウイルスがついていたら問題なので「滅菌」が必要になりますが、日常生活ではあまり気にする必要はないと思います。

今アルコール製品がたくさん売られていますが、「アルコール濃度」をしっかり見る必要があると思います。

アルコール入り製品を選ぶポイント

厚生労働省によると、ウイルスには膜があり、アルコールはその膜を壊すことでウイルスを無毒化することができるということです。

アルコール(エタノール)濃度は70%以上が推奨されています。

濃度が高すぎてもダメなので、70~80%くらいがいいのではないでしょうか?

厚生労働省によると、60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられるという報告があるということです。

【アルコール入り製品を選ぶポイント(消費者庁による)】

パッケージの表記に注目!

①第3類医薬品・医薬部外品・指定医薬部外品 ⇒ アルコール濃度77%以上
②火気厳禁・火気注意 ⇒ アルコール濃度60%以上(例外あり)

ウイルスの生存時間

新型コロナウイルスのウイルスの生存時間は?

紙やティッシュ:3時間
段ボール:24時間
ステンレス:2~3日間
布:2日間
紙幣:4日間(硬貨:4時間)
マスクの外側:7日間

感染対策は持続可能にずっとやって欲しいので、厳しすぎる感染対策は続きません。

買ってきたものを全部拭くとかいう必要はないと思います。

もし気になる場合は、ウイルスが活性が無くなる時間がわかっていますので、数日間置いておくとかその程度でいいと思います。

アルコール消毒液の正しい使い方

アルコール消毒液の使い方は?

時計をしている方は外してもらって、ワンプッシュ下まで押し切った量をしっかりもみ込んで行ってください。

だいたいの製品はワンプッシュしっかり下まで押し込んだ時に適量になるようにできています。

量が多いのでこぼれちゃうかもしれないんですが、その量をしっかりもみ込んで乾かしてください。

もみ込んで乾くことで意味があるので、手を振ってパタパタと乾かすのは効果が半減してしまうので、しっかりもみ込んでください。

1日何回くらいやればいいのか?

日常生活においては、他の人が触ったかもしれないものを触れたときというのは心がけた方がいいと思います。

何かに触れて、無意識のうちに自分の顔や口に手を持って行ってしまうことで感染しますので、その前に常に手をきれいにしておくということが良いと思います。

あんまりやりすぎると肌が荒れてしまうのでは?

アルコール製品というのは、流水と石けんで手を洗うよりも手は荒れにくいんですね。

ただ、手荒れを既にしている人がアルコール製品を使うと手荒れを悪化させてしまうので、まず手荒れをしていないということがすごく重要です。

なので、しっかり保湿ケアをして、手や皮膚の状態を良くしておくというのも感染対策のひとつだと思います。

 

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