「スッキリ!」でも幾度となく使われている、どこか優しいタッチのイラストですが、近ごろいろんなところで良く目にしますよね?
離れて食事をする人たちのイラスト https://t.co/NaGOYgHogi
— いらすとや (@irasutoya) July 9, 2020
Twitterなどでもおなじみのこのイラストは、なんとすべて”無料”だということなんです。(規約の範囲内)
イラストを無料で提供しているのは、「いらすとや」というサイトで、利用規約にも「無料」という文字が入っています。
かわいいフリー素材集「いらすとや」
「いらすとや」のサイトを見ると、「季節の祝日・行事」「イベント」など、全部で15のカテゴリーに分けられています。
その中から「イベント」を選んでクリックすると、「誕生日」「引越し」「パーティー」「結婚式」など、さらに16のカテゴリーに分かれているんです。
そこから「誕生日」を選ぶと、112点ものイラストが表示されます。
他にも、「会社」や「学校」といったカテゴリーがあり、公開されているイラストは全部でおよそ25,000点!!
その豊富なイラストを使って話題になったのが、「いらすとや」のイラストのみで制作した、ゴールデンボンバーのミュージックビデオ「バブルはよかった」です。

「いらすとや」さんに、加藤さん、水卜さん、春菜さんのイラストを描いていただきました。
依頼内容や発注のタイミング次第では、オリジナル作品を描いてもらうことも可能だそうです。
「いらすとや」の作者にインタビュー
「いらすとや」の実態は謎だらけのため、作者にコンタクトを取り、疑問に答えてもらうことになりました。
疑問① なぜ無料なのか!?

広告収入と、あとはLINEスタンプやグッズも出しています。
ホームページには確かに、広告が表示されています。
この広告収入に加え、LINEスタンプやオリジナルグッズの売り上げもあり、それらが無料でのサービスを可能にしているといいます。
疑問② どうして仕事が早いのか!?
時事ネタをすぐさまイラストにしてしまうところから、ネットでは「仕事が早すぎる」との声が上がっています。
例えば、令和の元号が発表されたその日のうちにイラストを公開したり、東京アラートによってレインボーブリッジが赤くライトアップされたときには2日後に、早くもその様子が公開されました。
ニュースを即座にイラストに反映するなど、社会の動きに敏感なところも「いらすとや」の特徴です。

テレビやネットのニュースは普通に見ますが、特別なことはしていないと思います。
ただ、新型コロナウイルスの問題が起きてからは、予防に役立つようなイラストはなるべく早めに出すようにしています。
ホームページには、マスクやソーシャルディスタンスなど、コロナの感染対策を意識したものが多く見られます。
マスクを付けて買い物をする人のイラスト(女性) https://t.co/TPo2msB0Yr
— いらすとや (@irasutoya) July 5, 2020
疑問③ 毎日新しい作品が公開されているが、何人で描いているのか!?

一人です!
驚くことに、これまでに公開したおよそ25,000点を全部一人で作ったというのです。
どこで使う?謎のイラスト
疑問④ この謎のイラストどこで使うの?

だいたいどのイラストも描いている段階では「これは便利だ!」と思って一生懸命描いているのですが、いざ公開しようと冷静に見返すと意味不明になっていることはよくあります。
そんな謎のイラストの一部をご紹介します。
なんのイラストかわかりますか?
まずは、こちらのイラストは?

「天下り」
続いて、こちらのイラストは?

「マネーロンダリング」
続いて、こちらのイラストは?

「深読み」
続いて、こちらのイラストは?

「スマホ中毒」
続いて、こちらのイラストは??

「出来レース」
まとめ
「いらすとや」の謎のイラスト、いかがでしたか?
「いらすとや」のイラストは無料で、その秘密は広告収入とLINEスタンプやオリジナルグッズの売り上げにあるということ、およそ25,000点のイラストはすべてお一人で描いているということでした。
こちらの作者の方のお名前は、「ミフネ タカシ」さんとおっしゃるそうです。
みんなに愛される「いらすとや」のイラストを、皆さんも使ってみてはいかがでしょうか?