夏になると無性に食べたくなる「冷やし中華」、お弁当に持っていく人も多いようです。
でも、『具材を刻むのが面倒くさい』『卵を焼くのが難しい』などの声も…
戦前から冷やし中華を提供する銀座「萬福」三代目店主・久保英恭さんに、最高においしい冷やし中華の作り方を教えてもらいました。
錦糸卵の作り方
卵を焼くときに空気が入り途中で破れたりするなど、意外ときれいに作るのが難しい「錦糸卵」
名店店主のきれいでおいしい作り方のポイントとは?
混ぜるときに、箸を広げて白身を切るように混ぜ、空気が入らないようにする
強火で焼くと破れやすくなるため、均等で破れにくくするため弱火で焼く
卵は熱い状態だと形が崩れやすいため、キレイにカットするため冷ましてから切る
キュウリをシャキッとさせる切り方
シャキシャキした歯ごたえが欠かせないキュウリ、冷やし中華のキュウリがシナシナだと美味しさも半減です。
斜めに輪切りしてから千切りする

外の皮の部分と内側のやわらかい部分がちょうどいい割合で切れて、歯触りがよくなります。
こうすると、皮がバランスよく残り、シャキシャキした食感になるといいます。
ちなみに、お弁当にする場合は水分が抜けるため、太めに切るのがオススメだそうです。
ハムの上手な切り方
続いては、ハムの切り方のポイントです。
普通に切ると、どうしてもくっついてしまいますが、その解決法は??
パックから出したハムは、一度はがしてから切るとほぐしやすくなる
包丁に油をつけて切るとくっつくのを防ぐことができる
こうすると、口当たりのいい美味しいハムになるということです。
麺を茹でる前後のポイント
続いては、麺のオススメポイントです。
茹でる前にほぐすことで茹でるときにバラバラになり、熱が均等に伝わる
ほぐした後に手で強弱をつけるように麺をもむと、ゆであがったときに麺にコシが出る
麺がくっついてしまうのを防ぐには、ゴマ油やオリーブオイルなどをあえる
作ってから食べるまでの時間が長く、麺がくっつきがちな冷やし中華のお弁当には、油がオススメなんだそうです。
いかがでしたか?
私は冷やし中華はよく作るんですが、今まで錦糸卵は熱いうちに切っていたので、これからは冷ましてから切ろうと思います。
麺をほぐしてもみ込んでから茹でるというのも参考になりました。
このポイントを参考に、これからの季節、美味しい冷やし中華を作りたいですね。