新型コロナウイルスの感染拡大により、健康への意識が高まっています。
食品会社が5月に行った調査で「新型コロナウイルス流行において以前と比較して健康を意識して食べる頻度が上がった食品」の第1位になったのが、ヨーグルトです。
「乳酸菌」の働きにより腸内環境を整え、免疫力を高めるなど、今改めて意識して食べる人が増えているようです。
スーパーのヨーグルト売り場を見てみると、たくさんの種類のヨーグルトがずらり!
ギリシャヨーグルト、フルーツヨーグルト、特定保健用食品のヨーグルトなど、様々なタイプのヨーグルトがひしめき合っています。
自分に合うヨーグルトがどれなのか、迷っている人のために、7月6日のノンストップでヨーグルトのプロがトレンドのヨーグルトを教えてくれました。
ヨーグルトのトレンドベスト3を紹介
ヨーグルトが日本の食卓で食べられるようになったのは、(森永乳業によると)今からおよそ80年ほど前だそうです。
今では、様々な生活スタイルに合わせ、1700種類以上のヨーグルトが販売されています。
そんな種類豊富のヨーグルトの最新のトレンドを教えてくれるのは、これまでヨーグルトを1500種類食べたというヨーグルトのプロ・向井智香さんです。
ヨーグルトの食べ比べイベントを開催したり、「カップヨーグルト研究会」として、最新情報をSNSで発信しています。

ヨーグルトは、生乳の殺菌温度・菌の種類・発酵温度・発酵時間ですごく色んな味にふれて、それをどう味付けするかによって色んなパターンが出せるので、すごく奥が深いものだと思っています。
1500種類食べた向井さんが今注目するヨーグルトベスト3をご紹介します。
① カネカ ベルギーヨーグルト ピュアナチュール
「ベルギーヨーグルト」は、生乳本来の甘みや、なめらかでもっちりとした食感が特徴です。
この商品は、ベルギーヨーグルトの下に「コンフィチュール」と呼ばれるフルーツソースが敷かれています。

濃縮タイプのヨーグルトが増えてきたので、あえて混ぜ込まずに2層に分けて販売できるようになり、今はヨーグルト界のトレンドのひとつになっています。
少しスプーンを奥まで入れていただくと、果肉がたっぷり入ったフレッシュな味わいとヨーグルトが一緒に味わえます。
さらにグルグルとかき混ぜていただくと、フルーツソースがヨーグルトとなじんでフルーツ味のヨーグルトとして楽しんでいただけて、3段階で楽しめるヨーグルトになります。
混ぜ方によって味や質感が変わってきます。
② フジッコ 大豆で作ったヨーグルト
「フジッコのおまめさん」シリーズで有名なフジッコが大豆で作った新商品を作ろうと、6年かけて開発し、今年3月に発売したヨーグルトです。

豆乳系ヨーグルトでは取り除かれることが多いという「おから」部分の栄養も含まれ、大豆そのものの風味や、ミネラルや食物繊維などの栄養素を損なわないようにしているそうです。

一般的な大豆や豆乳系のヨーグルトと比べると全然青臭みがなくて、質感もすごくとろとろとろーっとしていて、他のヨーグルトとは全然違いますね。
意外とわさびじょうゆとかおろししょうがとか合わせると夕食のおかずの一品になって、それもオススメです。
私はわさびじょうゆとだしじょうゆが気に入っています。
生湯葉みたいな感じで味わえます。
③ ダノン オイコス
ダイエットや筋トレなど体づくりをしている人にオススメな「高タンパク質ヨーグルト」です。
ヨーグルト売り場にもたくさんの種類が並ぶ「高タンパク質ヨーグルト」は、発酵後に水切りをしたギリシャヨーグルトなどが知られています。
一般的なヨーグルトより水分が少なく、濃縮されたヨーグルトでタンパク質の割合が高くなり、とても濃厚で適度な固さの食感が特徴です。
その中でもオススメのヨーグルトは…
このヨーグルトは、
という3つのスペックが揃っており、体を鍛えている人を中心に人気だといいます。
製造するダノンジャパンによると、現在反響が大きく製造が追いついていない状況で、一部製品の販売を休止しているほどだそうです。

そのままでももちろんおいしいんですが、ちょっと水切りギリシャヨーグルトのねっとり感が重たいなって感じられる方は、ぜひスプーンでグルグル練り混ぜてみてください。
空気を含んでふわふわのホイップクリーム状になってすごく食べやすくなるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
ヨーグルトのトレンドベスト3、いかがでしたか?
私はこのベスト3のヨーグルトはどれも食べたことのないものでした。
スーパーのヨーグルト売り場に行くといつもどれを買おうか迷ってしまいますが、1500種類も食べたプロがオススメするヨーグルトなので、一度食べてみる価値はありますよね。
まずはダイエットのためにも、高タンパク質ヨーグルトを食べてみたいと思います。