コロナ禍の元、関東も梅雨入りしました。
小雨が降る中、窓を開けて走る電車…電車の換気はどうなっているのか、マスクはつけるべきなのか、レインコートの着用に問題はないのかなど、梅雨時のコロナ対策を徹底的に調べました。
梅雨時の電車の換気は?
通勤通学などで多くの人が利用する電車、コロナ対策で換気のため開けている窓は、雨が降ってきた場合どうするのでしょうか?
JRをはじめ、京王・西武・小田急・東急・東武など、首都圏の多くの私鉄各線の対応は、『通常通り窓を開けて運行するが、雨が強くなったら窓を閉める』というものです。
一方、京急やつくばエクスプレスは、『窓を開けない』といいます。
一見、正反対の対応に見えますが、実は多くの会社が導入を進めているのが「外気導入空調システム」です。
全国のJRや私鉄が加盟する「鉄道連絡会」によると、『外気導入空調があれば、窓を開けて換気する必要なし』ということです。
どの車両に導入されているのかについて、各社とも『見分けるのは困難』とする一方、傾向として新型の車両には導入されているということです。
【導入済み車両】
【実導入車両】
梅雨時の家庭での換気は?
梅雨の時期に窓を開けて換気しづらいのは家庭も同じです。
そんな悩みを解決するのが、雨でも活躍する「サンシェード」です。
雨の日に窓を開けても、これさえあれば、高い撥水力で屋内への雨の侵入が防げるといいます。
設置方法も簡単で、生地の端の部分にフックを取り付け、設置したい窓枠の上に固定、シェードを広げたら下の部分をひもで結んで固定すれば完成です。
梅雨どきのコロナ対策カー用品
さらに、カー用品店でも梅雨時のコロナ対策グッズが大人気です。
窓を開けずにウイルス対策が可能な「エアコンフィルター」で、抗ウイルス・抗菌・防カビの機能もあるので、売り上げは例年の1.4倍だということです。
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効果について、感染症の専門家は…

長く使われたフィルターであれば交換するのは一定の効果があると考えてもいいと思います。
梅雨どきのマスク対策
また、梅雨時こそ気を付けたいのがマスク対策です。
梅雨どきのマスクは「3とる」が重要だといいます。
この「3とる」を実践することが、梅雨どきの熱中症を減らすことに繋がるといいます。
さらに、マスクの生地にもポイントがあります。
不織布マスクと布マスクを着用した際の体温の変化を見てみると、不織布マスクは口のあたりが赤くなり温度が上昇しているのに対し、布マスクは温度が低い緑から黄色を示します。
梅雨から夏にかけては場面によって、マスクを使い分けるのもオススメだということです。
梅雨どきのレインコート着用の注意点
そして、梅雨どきに役立つレインコートにも注意が必要です。
レインコートのようなつるつるした素材に付着したウイルスは、3日ほど感染力を維持しているおそれがあるといいます。
界面活性剤入りの洗剤で洗えば十分ウイルスは不活化されるので、一度使ったら洗うということを心がけた方が良いということです。