もうすぐ新年ですね。
新年になったら初日の出を見て初詣に行く方が多いですよね?
遠州地方で初詣と言えば、どこに行きますか?
私は袋井市の法多山に行きます。
本記事では、法多山の特徴と厄除けだんご、ホタル観賞、万灯祭などをまとめてみました。
遠州三山のひとつ「法多山」
遠州三山のひとつ法多山尊永寺は、通称「法多山(はったさん)」と呼ばれ、本尊の正観世音菩薩は厄除け観音として広く信仰され、多数の参詣客が訪れる真言宗の古刹です。
可睡斎・油山寺とあわせて遠州三山と呼ばれる古刹で、神亀2年(西暦725年)聖武天皇の勅令を受けて行基によって開かれたと伝えられています。
本堂は鎌倉時代の様式を現代建築で力強く再現し、独特の風格が漂います。
仁王門(国指定重要文化財)は桃山時代の様式を今に伝えています。
初詣には東海一円から沢山の参拝客が集まり、春は桜(約500本のソメイヨシノ)、夏は蛍、秋は銀杏が楽しめます。
法多山は、寺号を尊永寺と称する、高野山真言宗の別格本山です。本尊正観世音菩薩は厄除開運のご利益に霊験あらたかであるとして、古来より俗に厄除観音と呼ばれております。神亀二年(七二五)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人が大悲観音応臨の聖地をこの地に探し求め、自ら刻んだ本尊正観世音菩薩を安置したのが縁起といわれています。本尊の霊徳は遠く京都に及び、白河、後白河天皇の勅願あつく定額寺の列に加えられていました。その後今川、豊臣、徳川等武将の信仰を得て、特に慶長七年(一六〇二)、徳川家康公より五万石の格式を以って遇せられ、一山十二坊の法燈が栄えましたが、明治維新に朱印地返還、十二坊を廃して総号尊永寺と改め今日に至りました。
法多山は、近年は静岡県を代表する近年はパワースポットとしても知られています。
境内前の門前町は賑わっており、建物も新しくなってお洒落になってきました。仁王門のすぐ横まで茶店があり、活気が感じられます。
駐車場から本殿まで続く長い参道は高い杉木立に囲まれています。高齢の方や車椅子ではかなり大変ですが、お寺の方が送迎もして下さるそうです。
237段もある階段は行く度に息が切れるほどの心臓破りですが、登り切った後の爽快感は言葉では言い表せないものがあります。
袋井駅から法多山に続く道は、お正月は三が日だけでなく10日間くらいは渋滞します。

法多山
住所 静岡県袋井市豊沢2777
TEL 0538-43-3601
アクセス
東名高速道路「掛川IC」から約15分
東名高速道路「袋井IC」から約20分
駐車場 無料駐車場は無し。境内外の有料駐車場を利用。
地図
法多山の公式サイトはこちら
駐車場は有料で、無料駐車場はありません。
法多山尊永寺で管理運営している駐車場はありません。
詳しい駐車場の位置と台数のご案内はこちら
周辺マップはこちら
駐車料金はそれぞれ違い、シーズン毎に変動します。
1月1日早朝から2月中旬ごろまでが一番高いようです。
参考:ヒロヤパーキング
法多山に近い駐車場付近には、自分の駐車場に誘導する人たち(客引き)が沢山立っていますが、
袋井駅方面から向かうともう少し先にも駐車場があり、門前町を通らなくてよければ、そこから参道に降りる道もあるので便利です。
法多山の「厄除けだんご」
法多山は、境内で売られる「厄除けだんご」が名物として有名です。
江戸時代からの伝統を受け継ぎ、今も多くの人に愛されています。
「厄除けだんご」は、年々本数が減ったりだんごのサイズが小さくなってきていたりして淋しいところですが、物価の上昇や消費税の増税もあるので仕方ありませんよね。
購入当日に食べると、本当に柔らかくて美味しくて、一箱1人でペロッと食べられます。おだんご目当てで参拝する人もいるのでは?というくらいの美味しさです。
神社仏閣への参拝の道すがらの楽しみの食として親しまれてきた「だんご」は日本文化を代表する菓子で、その土地の風土で育まれた特色のあるだんごが全国各地に存在します。
毎年11月3日(文化の日)「日本人の心の友」であるだんごの魅力をテーマに、日本各地から名物だんごが大集合し、法多山境内で「どまん中ふくろい全国だんごまつり」が開催されます。
「厄除け茶団子」はいつも売っているものではなく、毎月1回の「功徳日」に販売しています。
法多山名物だんご企業組合のホームページはこちら
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法多山で「ゲンジボタル観賞」
法多山境内ホタル園では、毎年5月下旬から6月上旬まで、幻想的でノスタルジックな光を演出してくれるゲンジボタルが見られます。
ホタルの発生期間中はいつでも見ることができますが、雨が降るとホタルは舞いません。
5月下旬から6月上旬の土曜日・日曜日には、ホタルまつりが行われます。
ゲンジボタルの勉強会や、だんごの無料サービス、露天販売など、お楽しみ夜市も楽しめます。
蛍は平日も観賞できますが、平日は観賞のみです。
法多山の「万灯祭」
法多山には、東海一円から大勢の参拝客が訪れます。
法多山厄除観音の縁日は「お茶湯日」と呼ばれ、古来より観音信仰の日として親しまれています。
7月9日・7月10日は古くから「万灯祭」として本尊厄除観音へ何千基もの灯籠が奉納されます。特に7月10日の縁日は1年の中で一番ご利益があり、一度参拝すれば4万6千日分の参拝に相当すると言われ、早朝から夜遅くまで大勢の参拝客で賑わいます。
夜になると、献灯された何千基もの灯籠により、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。
厄除ほおずき市、四万六千日法要、寄席など、様々な催しが行われます。
「厄除ほおずき市」は、万灯祭にあわせて行われます。厄除祈願をされた鉢植えのほおずきは、万灯祭の縁起物として喜ばれています。「ほおずき寄席」「お楽しみステージイベント」等、様々なイベントを開催します。老若男女問わず夏の夕べのひとときをお楽しみください。
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まとめ
遠州三山のひとつ「法多山」の特徴と「厄除けだんご」、「ホタル観賞」、「万灯祭」などについてご紹介してみましたが、いかがでしたか?
パワースポットにもなっている法多山で、厄除だんごと静岡のお茶でホッと一息つくのもいいですね♪