緊急事態宣言が解除された後の日常生活について、どのようにリスク回避をしていけば良いのでしょうか?
どうすれば安全に生活できるのでしょうか?
様々なシーンにおけるポイントを、感染症の専門家の先生に教えてもらいます。
買い物に行く際の注意点
買い物に行く際の注意点を、愛知医科大外病院・三鴨廣繁教授に教えてもらいます。
①事前に計画を立てる(買い物メモを作る)
②短時間で済ませる

店の混雑緩和や、入店前の行列解消にも繋がります。
③店のドアは肘や背中で押して開ける
④品物選びの際、極力商品に触れない
⑤マイバッグではなくスーパーの袋を買う方が安心

自覚症状なく感染していた場合、自分の持ち物を店に持ち込むことで他の人の感染リスクが高まるため、マイバッグを持参せずレジ袋をもらう方が良いです。
実際、アメリカのカリフォルニア州では、環境保護の観点から禁止されていた無料のレジ袋の配布が、先月から許可されています。
⑥支払いは電子決済などで現金の受け渡しを避ける
外食をする際の注意点
①座る席は、換気のできる窓際かドアの近くがベター
席の座り方について、日本フードサービス協会らが作成したガイドラインによると、対面して座るのは少人数の家族や介助者が必要な人に限るとし、他のグループとの相席は避けるよう呼び掛けています。
②食事が来るまではマスクをしておく
③食事が来たら会話は慎む
職場や学校、交通機関などでの注意点
①電車内では人と向き合うのを避け、同じ方向を向く
②建物に入る前に検温する
③(異常が無ければ)手洗い・消毒をして中に入る
④手に触れるもの全てを入念に消毒する
⑤座る際、対面ではなく対角線上を心がける
⑥向かい合う場合は簡易的な飛沫防止シートを張る
⑦空気清浄機を使う場合はウイルスも吸着するHEPAフィルター付きが良い
⑧移動は極力避け、人が集まる機会を減らす(オンライン会議など導入)
⑨発症したときのため、誰とどこで会ったのかメモをする
⑩体調が万全で無いときは、高齢者や持病がある人と会うのは避ける
帰宅後の注意点
①手と顔を洗い、着替える(シャワーを浴びると尚可)

帰宅してからすぐ手と顔を洗い、着替えるまでを、新たなルーティーンとして定着させることが理想です。
可能であればシャワーを浴びることがベストです。
②鼻水・唾液が付いたゴミはビニール袋などに入れ密閉して捨てる
③トイレ後はペーパータオルを使うのが理想
まとめ
緊急事態宣言が解除された後の日常生活について、どのようにリスク回避をすれば良いのか、どうすれば安全に生活できるのか、不安に感じている方も多いと思います。
自粛期間中に注意して生活してきたことプラスアルファで、外出して帰って来た時などの行動も、新たなルーティーンとして定着させることが必要なんですね。
新しい生活様式を可能な限り取り入れて、日常生活を行っていくということが極めて重要だということです。