新型コロナ対策に欠かせないマスクですが、暑くなってきた今、マスクの下で呼吸の仕方に変化が起きていると言います。
マスクをしていると、「鼻」ではなく「口で呼吸」している人が多く、あるアンケートでは60%の人が「口呼吸」になっているということなんです。
口呼吸は万病のもと
元岡山大学病院(歯科医師)・岡崎好秀さんによると…

口で呼吸はしない方がいいですね。
「口呼吸は万病のもと」なので、鼻で呼吸した方がいいです。
「鼻は天然のマスク」なんですよ。
岡崎さんによると、実は鼻には関所のような役割があり、ウイルスなどが入ってきても、鼻毛や鼻の中の粘膜などが侵入を防いでくれると言います。
しかし、口の場合は、口が開いていると細菌やウイルスがそのままダイレクトに肺に入ってしまうというのです。
風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまいます。
口呼吸の習慣化を防ぐ方法①
では、マスクによる口呼吸の習慣化を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
元岡山大学病院(歯科医師)・岡崎好秀さんによると…
①大きな口を開けて「あー」
②口を横に開いて「いー」
③唇を尖らせて「うー」
④思い切り舌を前に出して「べー」

これを「あいうべ体操」と言うんですが、これを朝昼晩やっていただきたい。
「あいうべ体操」を、1回10セット・1日3回行うことで、舌の筋肉が鍛えられ、自然と口が閉じて鼻呼吸ができるようになる、ということです。
口呼吸の習慣化を防ぐ方法②
さらに、こんな方法もあります。
①エタノールにミントを数的垂らし、3倍ほどの量の水で薄める。
②これをマスクの外側にスプレーする。
こうすることにより、香りで鼻の通りが良くなり、鼻呼吸をしやすくなるということです。
※乳幼児には刺激が強いので、使用に注意して欲しいということです。
まとめ
暑い中、マスクをしていると口呼吸になってしまう、というのは私も実感しているところです。
自粛生活であまり人と話さない生活を送っているせいか、口の周りの筋肉も衰えているような気もしています。
「あいうべ体操」をして、舌の筋肉を鍛えてみたいと思います。