新型コロナウイルスの流行が続く今年の夏は、熱中症に注意が必要です。
全国各地で夏本番のような暑さとなった5月11日、東京青梅市では30.0℃、群馬県桐生市や山梨県甲府市などでは33.4℃と、今年の最高気温を更新しました。
待ち行く人たちは、厳しい暑さの中でのマスク着用に四苦八苦、マスクを着用しての外出で熱中症のような症状に見舞われた人も多いと言います。
マスクが手放せない中、熱中症リスクを下げる方法はあるのでしょうか?
マスク着用時の熱中症リスクを下げる
息苦しさとマスクの中に熱がこもってしまい、だるさと頭痛で病院を受診し、熱中症と診断されたという声が続出しています。
横浜相原病院・吉田勝明院長は…

マスクをしていると熱の発散が少なくて、逆に湿気だけはこもってしまうので、マスクをし続けていると熱中症の危険があると思っています。
暑くてもマスクが手放せない中、熱中症リスクを下げる方法はあるのでしょうか?

30分に1回、10秒ぐらいマスクを少し開けて呼吸しやすくすることが必要かと思います。
マスクの表面に触れないようにマスクを浮かせて、鼻や口での呼吸をしやすくした状態を30分に10秒間、または深呼吸を3~5回すると、体内からの放熱が促され、熱中症のリスクを下げられると言います。
また、首から胸元を開けたり、腕や足首を露出するなど、体内の熱を発散しやすい服装もオススメだということです。
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巣ごもり熱中症を防ぐ対策
一方、自粛生活を続ける中、熱中症のリスクにさらされたという人も…
巣ごもり生活の長期化が招くいわゆる「巣ごもり熱中症」です。
今年は外出自粛の影響で、自宅や屋内での熱中症リスクが高まっていると言います。
東京曳舟病院・三浦邦久副院長は…

外に出ていないので、急な暑さにもまだ慣れていない、巣ごもりで基礎体力もなっていない、適切に汗をかけない状態なんです。
では、「巣ごもり熱中症」を防ぐために家でもできる対策はどうすればいいのでしょうか?

半身浴などを使って適切に汗をかけるような習慣をつくっていただきたいです。
入浴する前にコップ1杯のお水を飲んで、また入浴が終わった後に1杯の水を飲めば熱中症にはならないです。
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まとめ
マスクを着用しての外出で、熱中症になるのを防ぐには
「巣ごもり熱中症」を防ぐために家でもできる対策は