医療機関での健康診断の受け入れ中止を受け、今注目を集めているのが、自宅でできる人間ドックのキット「おうちでドック」です。
4月21日、日本人間ドック学会がこんな通知を出しました。
医療機関などに対し、健康診断や人間ドックの受け入れや自粛を要請しました。
JCHO相模野病院人間ドック健診専門医・三枝陽一医師によると…

集団感染を防ぐ狙いがあります。
非常に人が集まってまさに3密の状態になるので、今は控えさせていただいています。
ひとたび院内感染が起これば、さらに医療従事者の数を減らすことになってしまいます。
現在、医師を必要とする場面は「待ったなし」の状態なのです。
「おうちでドック」チェックできる病気
健康診断が受けられない今、問い合わせが倍増しているのが「おうちでドック」、自宅でできる人間ドックのキットです。
自宅にいながら人間ドックに近い検査ができ、がんや生活習慣病などのリスクチェックができるというキットで、厚生労働省にも承認されています。
☆おうちでドック チェックできる病気☆
【がん】
【生活習慣病】
など
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「おうちでドック」検査方法
人間ドックといえば、血液検査をしたりレントゲンを撮ったりと、一日がかりの場合もある検査を、医師がいない自宅でどのように行うのでしょうか?
【検査の流れ】





所要時間はおよそ10分。
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少量の血液で検査ができる仕組み
一般的な採血に比べて少ない血の量で検査はできるのでしょうか?
ハルメク・ベンチャーズ・松尾尚英代表取締役社長によれば…

病院でやる検査とこちらの郵送検査で、同等の精度が出せる特殊な特許技術を使っていて、同じ精度が保証できるというような形になります。
その特許というのが、最後に血液をギューッと押す仕組みのことです。
この動きで、血液は血漿(けっしょう)と血球に分けられます。
一般的には「遠心分離機」という装置で行う作業をこの検査キットでできるようにしているといいます。
検査結果連絡と病院の紹介
郵送してから2週間から3週間で結果が届きます。
たとえばその中に、糖尿・痛風などに繋がる数値があった場合には、医師に電話で相談することもできます。

どこの病院に行っていいのかわからない場合は、病院の紹介もサービスに組み込んでいます。
専門的な医師に相談することによって、がんなどの大きなリスクに備えることができるということです。

医師の診断や問診といったサービスはどうしてもできないので、完全なる代替というのはできませんが、病院にどうしても行けない状態の時に自宅で簡便に受けることができるというのが最大のメリットだと思います。
この検査について医師は…

病院の健診の方が、がんの早期発見という観点からするとより良いのではないかと思いますが、生活習慣病に関しては血液検査ですから信ぴょう性は十分にあるのではないかと思います。
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まとめ
自宅でできる人間ドック「おうちでドック」いかがでしたか?
私も人間ドックを受けたいのですが、病気の症状が無いのに病院に行くのは、今頑張って下さっている医療従事者の方の負担になるばかりだと思いますし、もしかしたら自分が無症状の感染者だという可能性も考えるととても行けません。
でも、郵送の検査キットである程度の検査ができるのであれば、病院に行けるようになるまではとりあえずこの検査を受けてみようかと思います。