新型コロナウイルス予防にうがいはしていますか?
日本人にとって「うがい・手洗い」は感染予防の基本になっていますが、外国人に聞くと歯磨きのときはしても、家に帰ってうがいをするという習慣は無いようです。
日本独特の習慣の「うがい」ですが、新型コロナ予防に本当に必要なのでしょうか?
3月13日「Live News it!」の「子どもたち応援SP」で特集をしていましたのでご紹介します。
「うがい」の由来
街では『どの予防法が予防になるのか知りたい』という高校生の声もありました。
”きょうのギモン”
「うがいはしなくていいの?」
街でも様々な声がありますが、谷花音ちゃんは『効果はわからないけどこういう時こそちゃんとしなくちゃ!と思ってしています。』とのことです。
「うがい」という言葉の語源・由来は…

「鵜飼」が語源になっている。(鵜が魚を飲み込んで吐き出すことから)
室町時代の辞書に載っている。
と国文学者・土屋博映さんは言います。
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うがいの効果は?
私たちはインフルエンザの予防などには「手洗いとうがい」はセットで教えられてきました。
厚労省が発表した感染症対策として呼び掛けているもの(咳エチケット)には、
と記載されており、「うがい」が入っていないんです。
それでは効果の方はどうなんでしょうか?
大阪大学の北村准教授などのグループの研究によりますと、

”うがいをしないグループ”と、”水でうがいをしたグループ”(うがいは1日3回)に分けて2ヶ月間調査したところ、一般的な風邪の予防には若干の効果があったものの、インフルエンザに対しては効果が確認できなかった。

新型コロナウイルスもインフルエンザと感染経路が一緒なので、まだわからないところはあるものの、同じように考えていいのではないか。
ということだったんです。
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ウイルスと粘膜
うがいの効果があまり無い理由をナビタスクリニック・久住英二医師に聞きました。

ウイルスは喉などの粘膜に入ってしまうと、一瞬ですぐに吸収してしまう。
うがいの効果を期待するのであれば、24時間1日中ずっとうがいをし続けるということになる。
これを聞いて加藤アナは『でも、気分はスッキリしますから。しないよりはした方が何かしらの効果はあるということだと思います。』と言います。
喉の湿度を保つことも必要なので、一概に効果がないということでもないとは思いますね。
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まとめ
厚労省は、現在の感染症の対策としては、
ということでした。
「うがい」はインフルエンザや新型コロナウイルスに対しては効果が確認できないということですが、風邪には若干の効果はあるわけですし、うがいをすることによる副作用があるわけではないので、習慣になっている方はそのまま続けてもいいのではないでしょうか?