なかなか手に入らないマスク、感染を防ぐ効果はあるのでしょうか?
街に出るとみんな、マスク、マスク、マスク…
新型コロナウイルスの予防のために…とほとんどの人がマスクをして歩いています。
マスクは感染した人が他の人に広げないためには役に立つと言われていますが、予防にマスクは意味があるのでしょうか?
3月12日「Live News it!」の「子どもたち応援SP」で特集をしていましたのでご紹介します。
予防にマスクの効果は
街で聞くと、マスクで新型コロナウイルス予防ができるかどうかわからない、という人も多数いる様子です。
”きょうのギモン”
「新型コロナウイルスの予防にマスクって意味あるの?」
予防のマスクについては効果ってどうなの?という意見もありますが、鈴木福くんも普段はマスクをしていると言います。
国はどう言っているのかというと…?
厚労省ホームページでは

咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用しましょう
症状が無い人がマスクをすることについては…

外を歩いている時は、元気な人であればマスクは必要ありません。
ただ、手で口や鼻を触ることに関しては一定の効果があります。
人がぎゅうぎゅうにいるところ(満員電車・教室など)に関しては、予防のひとつとして効果があります。
ということです。
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ウイルスの大きさとマスク
次に、マスクとウイルスの大きさについてです。
新型コロナウイルスの大きさは、0.1マイクロメートル(1ミリの1万分の1)です。
ウイルス飛沫(咳・くしゃみ・つばなど)の大きさは、3~5マイクロメートル。
花粉の大きさは、30マイクロメートルです。
一般的な花粉症のマスクは、全国マスク工業会によると網目の大きさがおよそ5マイクロメートルなので、花粉は止まります。
ただ、咳やくしゃみ、ウイルス自体は通ってしまうんです。
次に、インフルエンザ用のマスクは網目がより細かくなっていて、0.3マイクロメートルです。
咳やくしゃみなどは止まるんですが、新型コロナウイルスのウイルス自体は通り抜けてしまうんです。
つまり、口と鼻を隠すことで飛沫感染(咳・くしゃみ・つばなど)は防げるが、ウイルス自体は防げない、入ってくるかもしれないということなんです。
必ずしも期待しているほどの効果はないのかもしれませんね。
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マスクについてのお願いと正しい知識
専門家(国際医療福祉大学大学院・和田耕治教授)によると

マスクをしているときの空気はほとんど顔とマスクの隙間から入ってくる。
ウイルスやつばが入る可能性はある。
息ができなくて苦しいくらいぴったりとしている方が良いということでした。
国が出している「マスクについてのお願い」によると…

風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です。
①マスクは買い占めなくても大丈夫
②使い捨てマスクがないときは代用品を使おう
③こまめな手洗いなどの基本も大事
必要な人(咳やくしゃみをしている人など)に届けなければいけないので、使い方をもう一度考えなければいけないということです。
加藤綾子キャスターは

街を歩いていてもマスクをしていないと”罪びと”のような…
”マスクしてないの?”という見られ方をするから、しないといけないな…という感情も生まれてきちゃうんですが、正しい知識をここでしっかりと身に付けないといけないですね。
と言います。
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まとめ
予防にマスクは効果がないと発表されてから、私自身も半信半疑ながらもすると安心するということもあり、まわりに合わせている部分もあってマスクをし続けています。
会社でも咳やくしゃみをしている人に限ってマスクをせず、そのまわりの人がみんなマスクをしているという状況で、ウイルスに感染していないだろう人がいくら気を付けても防ぎ切れないような気がしています。
この状態がいつまで続くのか不安でしかありませんが、感染させない・しないために、各自が正しい知識を持って行動するのが大切ですね。