新型コロナウイルスの感染拡大で、予防のために在宅勤務や時差通勤をする人が増えています。
その効果がはっきりと表れているようです。
国土交通省は3月6日、JRの山手線で朝のラッシュ時の利用者が減っていると発表しました。
この時差通勤の呼びかけというのは、2月25日に行われたんですが、それ以降どのくらい減っているのでしょうか?
3月6日「Live News it!」で特集をしていましたのでご紹介します。
山手線のラッシュ減少
山手線の外回りで最も混雑すると言われる「上野」から「御徒町」の間で24%減少、また内回りで最も混雑する「新大久保」から「新宿」では、22%の減少だそうです。
朝7時40分~8時40分というピーク時でこれだけの減少、変わらずこの時間帯を利用している人からするとかなりの違いを感じているのではないでしょうか?
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主要駅の利用者数も減少
また、主要な駅の利用者も減っているんです。
東京・新宿など首都圏の主要ターミナル8つの駅では平均して21%を超える減少、
大阪や京都など関西圏の主要6駅でも平均して14%減少したということなんです。
国土交通省では混雑緩和に一定の効果があったとして、引き続き時差通勤などを呼びかけていくということです。
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IT化・テレワークの活用を
(株)イー・ウーマン社長・佐々木かをりさんは

総務省は東京オリンピック・パラリンピックに向けて「テレワーク・デイズ」というものを準備してきましたが、今回在宅勤務をやってみて色んな課題が出ると思うので、ここをもっと一気に進めて働き方改革という意味で知恵を活用して欲しいと思います。
通勤=仕事ではない、という時代になってくるということですね。
元外務省官僚・風間晋解説委員は

ある言い方をすれば、今までいかに厳しい働き方をしてきたのかということもあります。
と言っています。
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まとめ
時差通勤に踏み切る企業もそこまで多くない印象で在宅勤務ができる職種も限られていると感じます。
新型コロナウイルスの感染拡大がいつ終息するのか、東京オリンピック・パラリンピックは無事開催できるのか、子どもたちの新学期からの授業は大丈夫なのかなど心配は尽きませんが、食事支援・学習支援サービスなどをうまく利用して乗り切りたいところです。