みんなが大好きな静岡の「さわやか」ハンバーグ、誕生の秘密とその歴史とは?

静岡県 浜松市

今では全国的に有名になったハンバーグの「炭焼きレストランさわやか」

その誕生の秘密や歴史をご存知でしょうか?

「さわやか」について、もっと知りたくないですか?

本記事では、「炭焼きレストランさわやか」の誕生の秘密とその歴史についてまとめてみました。

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「コーヒーショップさわやか」誕生

1976年、創業者の富田重行さん(現会長)は体が弱く、闘病生活で入退院を繰り返していたそうです。病気と命がけで闘って少し安定期を迎えた頃、様々なお店を食べ歩いていていて大切な事に気が付いたといいます。食べることは生命を支える原点だと…

そして飲食店の開業を決意し、コーヒーを飲むくらい気軽に寄れる店として、「コーヒーショップさわやか」をオープンしました。

 

1977年7月 コーヒーショップさわやか菊川店オープン

1980年8月 コーヒーショップさわやか掛川店オープン

1982年5月 コーヒーショップさわやか袋井本店オープン

1985年4月 コーヒーショップさわやか磐田本店オープン

1986年5月 コーヒーショップさわやか浜松芳川店オープン

1988年6月 コーヒーショップさわやか浜松和合店オープン

1989年8月 さわやか株式会社に社名変更

炭焼きレストランさわやかに店名変更

 

私がさわやかを知ったのは、磐田本店のオープンの時でした。

コーヒーショップとは言っても、もうその時から炭焼きハンバーグは看板商品で、家族で食べに行ったらいつも必ずハンバーグを頼んでいました。両親は「かつ鍋セット」がお気に入りで、毎回注文していました。

その後、成人してからはサークルの仲間と毎週のように通いました。21時過ぎから閉店の2時くらいまで、大勢で行ってテーブルをくっつけてもらってワイワイ盛り上がりました。

その頃は食事のメニューも豊富で、毎回どれにするか迷うくらいでした。飲み物の種類もとても沢山あったと記憶しています。

さわやかのアイスコーヒーは特徴的でした。小さなトレイに冷えた銅製のマグカップと一緒に、コーヒーデカンター(中にはマグカップ2杯分のコーヒー)、氷、シロップ、ミルクがのせてあり、それを自分で調合して飲むのがオシャレな感じでとても好きでした。

夏になると毎年、アイスペールに入ったかき氷がメニューに追加されました。アイスペールに入ったかき氷は後にも先にもさわやかでしか見たことがありません。「バケツ氷」とも呼ばれていました。

3種類あったのですが、私は断然「雪ぼたん」が好きでした。ミルクシロップに練乳がかかっていて、その上にアイスクリームがのっていました。本当に美味しくて、夏になる度に何度も注文していました。

子どもが小さい頃には、ジュビロ磐田のFWとして所属していた「スキラッチ」選手にばったり会ったこともあります。スキラッチ選手は、私の子どもの頭を撫でながら、片言の日本語で『カワイイ、カワイイ~♪」と言ってくれました。私はその頃ジュビロ磐田のサポーターで、ファネンブルグ選手、スキラッチ選手、ドゥンガ選手が大好きだったので、飛び上がるほど嬉しかったことを覚えています。

現在ではどのお店も同じ店構えで統一されてしまっていますが、改装前の磐田本店の雰囲気はとても素敵で、今でも目に焼き付いています。改装前の袋井本店、掛川本店、菊川店、浜松芳川店にも行きましたが、それぞれにお店の特徴があり、同じさわやかでも雰囲気が違うことに驚いたものでした。

それを思い出すと今のさわやかの店構えは私にとってはちょっとだけ淋しい感じなのです…

「炭焼きレストランさわやか」に店名変更

 

1989年、店名を「炭焼きレストランさわやか」に変更し、長期経営目標のため拡大路線へ舵を切り、店舗を増やしていきました。しかし、拡大路線を取ったことによる負荷で、品質やサービスの低下が生じてしまったのです。客足は徐々に遠のき、さわやかという店名とは裏腹に、元気のないお店に変わっていってしまいました。

創業の精神…あの頃の感謝の心にもう一度立ち返ろうと決断した富田会長は、メニューを絞り「げんこつハンバーグ」と」「おにぎりハンバーグ」をさわやかの看板商品にし、それにより従業員の教育や技術のレベルが上がり、再びお客様から支持されるお店へと変わることが出来ました。

また、苦しかった時代のことを忘れずに、お客様への感謝を込めた「創業価格フェア」をスタートさせ、テレビコマーシャルも投入して成功を収めました。

さわやかでは、今も月に一度の「げんこつ・おにぎりフェア」を開催しています。その一週間は、感謝を込めて創業価格で提供してくれます。

私はいつもその期間を逃してしまうのですが、現在はさわやかのホームページでお知らせしてくれています。親切ですね♪

「さわやか」自社工場の設立

その後、さわやかは最大の困難に直面します。牛肉100%のハンバーグを看板メニューにしていった中、O-157 狂牛病による風評被害により店は大きな打撃を受け、劇的に客足が遠のいてしまったのです。

再びピンチに陥った富田会長は、2004年7月、安全なお肉を提供するために、静岡県袋井市北部の緑の中に、自社工場を設立しました。

毎日掃除し、衛生管理した工場で、毎日製造・検査・店舗配送される大腸菌ゼロの安全なお肉…今日作ったハンバーグは今日中にさわやか全店へ…こうしてさわやかは最大の危機を乗り越えてさらなる成長を続け、2019年までに静岡県内に33店舗(東は御殿場インター店から、西は新井湖西店まで)に広がりました。

「さわやか」のハンバーグの美味しさの秘密

私たちは食べなければ生きていくことはできません。

「やればできる!」というプラス思考で、牛肉・備長炭・お米などの自然の恵み豊かな産地を繰り返し訪ね、具現化してきました。

さわやかは、いきいきと元気の広がるふるさとの店、地域一番店を実現していくことを目標にしています。

【4つの安全・安心】

使用原料は牛肉100% ブロック肉のみ

産地・牧場・加工場を指定

原料肉を表面殺菌

個別包装・低温流通

看板商品は、父・母の、丸く大きな愛情を形にした「げんこつ・おにぎりハンバーグ」です。

 

さわやかでは、商品券の販売をしています。500円の商品券10枚に100円のドリンクチケット4枚付きで、かなりお得になっているので、私は毎回購入しています。

 

「さわやか」の行動指針

「さわやか」の行動指針は、私にとって…誰にとってもいつも心に留めておいた方が良い事ばかりで素晴らしい!と思ったので、ご紹介しておきます。

行動指針

  1. 失敗を恐れず、ひるまず、まず一歩踏み出そう。
  2. 昨日より今日、今日より明日、今の自分を超えていく向上心を持とう。
  3. 「出来ない」と諦める前に「どうすれば出来るか」を考えよう。
  4. 評論家はいらない。常に自分なりの答えを持とう。
  5. 困難こそ成長のチャンス。逃げずにぶつかっていこう。
  6. 自分を支えている人に目を向けよう。そして感謝の気持ちを伝えよう。

まとめ

私の思い入れの強い「炭焼きレストランさわやか」の歴史と秘密についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

以前「マツコ有吉の怒り新党」でも紹介されましたが、番組の中で、多くの人気店が東京進出を図る中、どうして静岡県内にこだわるのか?と聞いたところ、「地域一番店を目標にしているから」との答えだったとの事でした。

静岡県でしか食べることのできないさわやかのハンバーグ、いつまでもずっと笑顔いっぱいのサービスで、元気あふれるだんらんの場を提供して欲しいな~♪と思います。

※さわやかの公式サイトはこちら

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