新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月2日に始まった「臨時休校」で、働く親たちは子どもを学童保育に預けたり、在宅勤務で面倒をみたりと対応に追われています。
子どもを預けたり会社に連れて行くことができず、休暇を取る人も…
政府は、臨時休校した学校に通う子どもの保護者が、仕事を休んだ場合の収入を補償する「助成金制度」を創設すると発表しました。
2月27日~3月31日の間に取得した休暇を対象に、正規や非正規を問わず、1日8,330円を上限に賃金の全額が補償され、企業に助成金が支払われるということです。
多くの学校が休校する中、家にいる子どもやその親を支援しようと、新たなサービスが続々と誕生しています。
3月4日「めざましテレビ」で特集をしていましたのでご紹介します。
お昼ご飯の作り置きサービス(CaSy)
取材したのは、家事代行を行う都内の会社「CaSy(カジー)」
休校することで給食がなくなり、お弁当が必要になる子ども達のために、3時間4,500円という価格で(通常7,500円のサービスを4割引)5日分のお昼ご飯を作り置きしてくれるサービスを、3月5日から開始します。
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サービスの受付を開始すると、通常の代行サービスの10倍以上の依頼が殺到しました。
お弁当の量は子ども1人から2人分を5日間カバーでき、料理を作る工程でも様々な工夫をしています。
冷凍をする前提なのでちょっと固めに野菜をゆでたり、時間が経ってもかたまりにならないようにゆでたスパゲティに油をかけたりと、食べるときのことを考えて調理しています。
完成した料理はすべてラップに包み、小分けにして保存します。
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食事(クックパッド・ワタミ・ローソン)
クックパッドは、今後自宅での食事の機会が増えることから、有料会員のみ使える機能「人気順検索」を3月15日まで無料で開放するということです。
毎日の料理を楽しみにするきっかけにして欲しいとしています。
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ワタミでは、休校対象となっている子どもに、お弁当・お惣菜を3月9日から無料で提供するサービスを始めます。
配送費などの諸経費として1食200円は必要になりますが、平日5食で税込み1,000円でご飯が食べられるということです。
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ローソンでは3月10日(火)から、希望する全国の学童施設に毎週おにぎりを1万個、無償で提供・配送するということです。
3月10日、17日、24日の3日間の実施です。
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学習支援(ベネッセ)
一番気になる子ども達への学習支援サービスは…
進研ゼミを展開するベネッセは、3学期の学習の総まとめができる小・中・高校向けのドリルを無償で配布します。
進研ゼミの会員でなくても申し込むことができ、配送料も無料となっています。
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まんが雑誌・書籍(小学館・集英社・KADOKAWA)
小学館は「週刊少年サンデー」(~3/31)「月間コロコロコミック」(週1回更新)「ベツコミ」(~3/15)などの、少年少女向けのこれまで発売されたまんが雑誌を、特設サイトで無料公開しています。
集英社では、「週刊少年ジャンプ」の2020年1号~13号を専用アプリなどで無料配信(~3/31)しています。
KADOKAWAの児童書サイトでは、児童用の小説や学習マンガなど200冊以上を無料で公開(~4/5)しています。