2月13日主治医が見つかる診療所 アレルギーで突然死する「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」とは?

主治医が見つかる診療所

2月13日の「主治医が見つかる診療所」では、「自覚ない人こそ危険!アレルギーの新常識」として、突然死するアレルギーを特集していました。

いつも食べている大好きなあの食べ物、健康にいいと信じてやっている普段の生活習慣、それがある日、あなたに牙をむくかもしれないことをご存知ですか?

誰でも突然発症する危険があり、ショックを起こして死んでしまう可能性があるんです。

実は、普段よく食べているものが、ついやりがちな生活習慣が引き金となって、思いもよらないアレルギー発作を引き起こしてしまうことがあるんです。

しかも、今まで一度もアレルギー症状が無かった人にも突然起こるというのです。

果たしてどんな食べ物と、どんな生活習慣の組み合わせなのでしょうか?

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ある食べ物×ついやりがちなある行為

楽しいはずの食べ歩きが、命に関わる悲惨な事態に!

その原因は、ついやりがちなある行為なんです。

ついやりがちなある行為が突然引き金になり、危険なアレルギーを引き起こす意外な組み合わせとは?

2月上旬、Aさんは、奥さんと趣味の食べ歩きに行くため、食事をおいしくしようとランニングをし、朝食は軽めにワカメの味噌汁だけで済ませました。

食べ歩き1食目は高級店のうな重、食後にはホットコーヒー(ブラック)。

食べ歩き2食目は大好物のラーメン、食後に小走りで移動。

寒い中行列に並び、プリンを食べました。

するとその帰り道、突然襲ってきたのは激しいかゆみ、さらにおなかに発疹、そしてついには呼吸困難に陥り、命の危機に…

症状から見て、何らかのアレルギーであることは明らかだったのですが、Aさんは今まで一度も食物アレルギーを起こしたことはありませんでした。

 

呼吸困難のを引き起こした原因は何でしょうか?

 

①ランニング後のワカメの味噌汁

②うなぎを食べた後のコーヒー

③ラーメンを食べた直後の小走り移動

④体が冷え切った状態で食べた冷たいプリン

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

病名は、ラーメンを食べた直後に小走りで移動したことによる「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」でした。

なぜ、ラーメンを食べてから走るとアレルギーの発作を起こしてしまうのでしょうか?

原因のひとつは、食べた後に運動をすることで、アレルゲンをたくさん吸収してしまうことにあります。

これまで小麦アレルギーと思っていなかった人にも突然発症することがあるんです。

運動をしていない安静な状態ならば、小麦製品を食べても発作が起きるほどアレルギー物質が体内に吸収されることはありません。

しかし、運動をすることで、小麦のアレルギー物質の吸収が普段よりも多くなり、今回のような発作を起こしてしまったと考えられるのです。

普段から小麦を食べてもアレルギー症状が出ない人は、自分に小麦アレルギーがあると気づかないケースもあるんだそうです。

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」の原因

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」の多くは強めの運動をした時に発症するのですが、散歩・シャワーや入浴・飲酒などの軽めの運動をしただけでも発症する場合もあるので注意が必要だと言います。

寝不足やストレス、疲労、生理などが重なると発症しやすいので、体調管理に気を付ける必要があります。

原因となる食べ物にも傾向があると言います。

原因となる食べ物の7割は小麦、次に多いのが甲殻類、中にはソバ、魚、果物、牛乳などで起きるということもあります。

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」の予防・対策法

誰でもできる予防法があるそうです。

アレルギーを引き起こす食べ物を避ける
食後4時間空けてから運動する

食べ物を食べて2時間以内に運動をすると症状が起きてしまう人が多く、中には2時間を過ぎても症状が出てしまう人もいるので、安全なところでいくと4時間とは言われているんだそうです。

まとめ

「主治医が見つかる診療所」「自覚ない人こそ危険!アレルギーの新常識」の、突然死するアレルギーについての2例目は、何気なくやってしまっていることでした。

食事してから運動するまでに4時間空けるのはなかなか難しいと思うので、アレルギーを引き起こす食べ物を避けるのが一番良いのかもしれないですね。

 

 

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